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前回の記事
その日はとっても早起きだったので、朝から久高島を散策。 散歩したり 自転車をレンタルしてサイクリングしたり 自転車で島めぐり、といっても集落から20分程で、最北端までいけてしまう。 私は、相変わらず、ざわざわとした感覚がずっと続いていて。 こわいとか、そういう想いよりも もっと強い何か。 何だろう・・・ 沖縄七御嶽の一つで、久高島のみならず沖縄でも最高の聖地。 このフボー御嶽は先祖の魂が宿り、何百年に渡って祈りの為にだけ存在した場所です。 旧来から男子禁制の聖地で、敷地内の円形の広場はイザイホー、フバワクと呼ばれる行事の祭祀所となっています。 ※現在は男女問わず、全面立ち入り禁止となっており、久高島の神女さんしか入れないらしいです。 久高島にはこうした立ち入り禁止の場所がいくつかあります。 御嶽内の事はうかがい知る事は出来ないけど茂みの中にそこだけ日が差し込む円形のスペースがあって、石と香炉が置かれている・・・ただそれだけらしい。 ここから先には行けません。 イザイホーという神事は久高島でもっとも神聖な儀式の1つ。 祭祀所である御嶽で12年に一度、神様にあたらしい神人(カミンチュ)を認めてもらうための大切な儀式です。 「男は海人、女は神人」 古くから久高島に伝わることわざです。 実際には神人にならない女性もいたみたいですが、男性はほぼ全員海人(漁師さん)になっているというから驚きです。 久高島の南部に広がる集落には、多い時で600人。でも今は200人ほどまで減っているそうです。 その人口減少が原因で1978年のイザイホーを最後に、過去2回のイザイホーは行われていないみたい。 数百年も続いた伝統ですが、少子高齢化とか、離島の過疎化とか。そういった流れには逆らえないというのが残念です。 立ち入り禁止ギリギリの所まで近づいてみると、 木々の隙間から差し込む光が何とも神々しくあたたかい 虫の声、鳥の声。 木と木がこすれて揺れる音。 それは日常で忘れていた自然の声、そのものでした。 来て良かった、と思える瞬間。 私が浜辺から感じたエネルギーのようなものは、おそらくこのフボー御嶽あたりから流れているように思えたのですが。。。 島に来てからずっと続いていた、ざわざわとした感覚が ここに来た瞬間、意外にもピタッとなくなりました。 これは私の憶測ですが、 久高島の中心(たぶんフボー御嶽あたり)の地下深くから、エネルギーのようなものが噴水状に噴き出していて、一度空に昇ったそれが降り注いでいるのが浜辺のあたりなのではないか、と。。。 だから内側に入ると穏やかで、まるで台風の目のようにしずかでなにも感じられなかったのかもしれません。 この場所は手を合わせて祈るというより、 ただ ただ ありのままの自然の力を心で感じ、今生きていることへの感謝をさせて頂く。 そんな 場所でした。 PR |
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