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前回の記事
久高島に着いて2日目の朝。 思いのほか早く目が覚めました。 昨晩はごはんを食べて部屋に戻ると、疲れからか9時をまわって間もなく眠ってしまって。 なんと時計を見ると朝方の4時。 旦那も目が覚めたようで、せっかくなら朝陽でも見ようと話がまとまり、前日に買っておいたドラゴンフルーツを食べてから、海岸へ向かって歩いて行きました。 まだ真っ暗な星空の下、「ゴォー、ゴォー」と聞こえる海岸へ進んでいきました。 空が白んで少しずつ島の輪郭が見えてくると、砂浜もほとんどがマングローブに覆われていて、海水浴ができるビーチみたいな浜はほとんどないように窺えました。 不思議だったのは、浜に打ち寄せる波が思いのほか静かで、かわりに沖で白波がたっていたんです。 そこから「ゴォー、ゴォー」と聞こえていたんですね。 これは後から知ったことなんですが、久高島には久高島のサイズと同じ分だけ遠浅海岸が存在しています。 出典:国土画像情報(カラー空中写真) 国土交通省 この遠浅の海を「イノー」と呼んでいて、イノーでは小魚や貝などを食料として採取していたそうなんです。 久高島の人々にとって、このイノーがなくては生活が成り立たないほどとても重要な存在だったよう。 そして、波打ち際から向こう側を「フカ」と呼んで、これは人の立ち寄らない外界と認識されていたそうです。 イノーとフカ。 これは久高島を理解する上でとても大切な言葉でした。 イノーは生活の糧を得る『現世』。 フカは、日常では関わりのない『あの世』としての位置づけをされているのです。 このイノーまでは大きな波がたどり着かず、フカですべてが打ち消されてしまいます。 この絶え間なく打ち消されてしまう波の音が重なりあって、 「ゴォー、ゴォー」という独特な波音に変わっているんですね。 そんなフカから昇る朝陽 朝焼けの空 そして、久高島の島の中心から、なんとも説明の難しい、不思議なエネルギーを感じました。 それは島全体を覆っているような、島の地下から吹き出すような・・・ 私も初めて感じたことなので、戸惑いもあったし、今でも半分信じきれていませんが、そういった確かな力を感じました。 島自体は直進3㎞、周囲7,75kmの小さな細長い島。 自転車で南から北まで走っても20分程度しかかからない、ほんとうに小さな島なんです。 日帰りでも充分回れる大きさの島なのですが、ここで見る朝陽と、この浜で感じた壮大なエネルギーは何物にも変え難いものとなりました。 午後は自転車で島めぐりをしましたが、 続きはまた次回の日記で~(^^)/ PR |
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