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前回の記事
1週間の沖縄旅行。3日間、久高島で過ごしたあと、本島に戻ってきました。 久高島に行くこと以外、ノープランだったので行き先も、宿も決めていません。 こういう状況って結構好き(^^) せっかくなら本島をめぐってしまおうと、レンタカーを借りて北上することに。 私もここ数年は離島ばかりで本島をゆっくり回るのは久々。 地図で見るととても遠く感じるけど、沖縄はやっぱり島なんですよね。 4時間ほど走り、北部の今帰仁村までやってきました。 泊まったところはトレーラーハウスを利用した宿。 こんなところ! クイーンベッドがふたつにダイニングキッチン、ダイニングテーブル、トイレ・洗面台、シャワールームもきちんとあります。 当日予約で二人5000円という安さ!!! 気に入ったので連泊。ココを拠点に北部を巡りま~す。 翌日も4時くらいに目が覚めたので、その足で最北端の辺戸岬へ。 旅行中ずっと4時起きしてるなぁ・・・ 朝の海ってなんとも清々しい。 天気が悪かったのですが、古宇利島へもドライブ~! その途中偶然にもヤンバルクイナに遭遇! 後で聞いたところ、朝早く雨の中でしか見れないそう。 なんとも良いタイミングが重なったみたい(^^) この日は、キッチンもあるので島野菜を買ってきて調理。 海ぶどうのサラダ(シークァーサードレッシング)、かずらと車麩のチャンプル、かずらのおひたし、海ぶどう丼(私)、ラフテー丼(旦那)、アーサー汁 野菜もりもり。 調理道具も調味料も最低限しかありませんが、そこでの滞在中は自炊に徹しました♪ PR |
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ブータン国王である
ジグメ・ケサル・ナムゲル・ワンチュクさんが奥様と一緒に来日していますね。 ブータンの料理についての記事はこちら。 ブータンからの国賓としての来日は今回が初めて。 それくらいめずらしい来日である国王様に、私は会ったことがあるんです(^^) 国王様、とっても男前で素敵な方でした。 その時は確か独身だった気が・・・どうやら結婚したのは先月の話。 王妃に立候補しておくべきでした~(笑) 前国王のお父様も男前ですね~。写真集も販売されるほど大人気です♪ さてそんなブータンですが、近ごろ近代化が叫ばれております。 かつては食料自給率が100%という驚きの農業大国だったのですが、観光にも力を入れるようになってからは田畑をビルに建て替えるなど、首都であるティンプーはめまぐるしく変わっているとか。 自給率も50%を下回る、なんていうニュースもありました。 それもそのはず。観光は自由に渡航をさせずに、富裕層だけに限定するなど、物価の低いブータンの収益としては、ものすごい金額になるみたいなんです。 山岳国であるため、急流を利用した水力発電も盛んです。 びっくりしたのは電気をインドに売却してるのはもちろんのこと、その発電所の建設費用までインドに支払ってもらったというから、どれだけ水力資源が豊富なのかが窺えます。 もちろん、豊かな生活を誰だって望むことは当たり前のことではありますが、 「豊か=幸福」と直結するかというところに、私はまだ自信をもって答えることができません。 それは、自分が「豊かであるから」なのでしょうか。 国民総幸福量(GNH)という独自の概念は今になって、どのように国民に反映されるのでしょうかね。。。 さて農業大国としてのブータンを支えた中に一人の日本人がいらっしゃいます。 「西岡京治」さんは、農業の父と言われるほどブータンの農業政策に携わってまいりました。 故西岡京治さんのメモリアルチョルテン 外国人で初めてダジョー(貴族)の称号を国王からもらった方。 今回の来日では、奥様の里子さんと晩餐会をされるそうですが。 2年前に見た農村風景が広がるブータン。 近代化が進み、こういった風景が減っていくとなると少しさみしい気がします。 |
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前回の記事
久高島は伝えたいことが多すぎて、 やっと本来のごはんに戻れました。笑 久高島の宿は、素泊まりが基本。 食事は自分で食料を調達するか、外食のどちらかになります。 外食といっても数えるほどの飲食店。 ************************** 前にも少し紹介した 「食事処 とくじん」 久高島の名物と言ったら海ぶどう。 口に入れるとプチプチとした食感の後に、磯の香りが広がりとってもおいしいです。 こちらではイラブー汁も名産で食べれるそうですが、私はNO! ************************** 「食事処 けい」 ・・・というか、メニューを選んでいたら半ば強制的に海ぶどう丼に決まっていました(笑) こちらは沖縄そばもついてきます。 ここのサーターアンダギーは絶品! あまりの美味しさに肝心の写真を忘れてしまった。。。 ************************** そのなかでも一番私たち夫婦が好きになったところは、 『 喫茶ちばい小 (ぐゎー) 』というお店。 最終日に晩ごはんをいただきました。 こちらは1日5名様迄の予約制。 料金は時価で、大体1000~1500円くらいだそうですが、 この日は1300円でした。 この日は私たちだけの為にお料理を作って頂きました。 何とも贅沢~。 まずは野草茶が出てきます。 そして、次々に運ばれてくる、島の素材を使った家庭料理。 どれも丁寧に調理されていて、ほっとする味。 そうそう!こういう味が食べたかったー! というか、これでこの価格安すぎですよー! 料理を作ってくれた順子さん。 お野菜も順子さんが無農薬で作っています。 順子さんのお母様は神人だったそう。 昔の久高島の話やお祭りのことを聞いたり、私が感じた不思議な感覚のことなどをお話させて頂いたり・・・ お食事も満足でしたが、貴重なお話に大満足の私たち。 とても素敵な時間を過ごすことができました。 ************************** いよいよ、久高島ともお別れ。 3日目の朝陽は曇り空で見えなかったけど、朝焼けはとってもステキでした。 どこまでも続く、濃く青い空。 そして海もまた、濃く青い。 導かれた聖なる地、久高島。 私はずっと、この島と付き合っていくのかな。 うまく言えないけど、そんな風に感じました。 ありがとう。また来ます。 |
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久高島の道は、北東に進んでいくと白い一本道になり、最先端のカベール岬へと繋がっています。 カベールへ向かう道で大きなガジュマルの木に出会う。 カベール岬は断崖絶壁。 色が濃い。海の色も岩肌も、周りの植物群落も、何だかとてもどっしりとした感じがする。 波しぶきが岩に砕ける音だけが永遠と続く・・・その音がひどく大きく聞こえる。 琉球神話で、沖縄の祖神であるアマミキヨが初めて降り立ったと言われる場所。 周囲の植物群落は、島の方々が聖地として大切に保護してきたためか草木層、低木層、亜高木層の三つの階層が認められ、沖縄県の天然記念物に指定されています。 適当な岩に腰掛け海を眺める。 まさに絶景。 午後からは雨だという予報だったけど、なんとか降らずにもってくれていた。 ぐるっと島を一周し、集落も散策。 外間殿(ふかまどぅん) 大里家(うぷらとぅ) 御殿庭(うどぅんみゃー) この頃にはざわざわした感覚も少しずつ薄れ、単純に島巡りをすることができるようになっていた。 ほんとうに小さな小さな島。 なのに、とっても奥が深いこの島。 一度来ただけじゃきっとわからない。 神謡(カミウタ)とよばれる祝詞のようなものは、 内容によってはよむその人にも意味がわからないものがあるとか。 口伝で後世に残すのですが、その時にも意味については一切教えない。 よむ人が意味を考えればいい。 そんな想いで伝えるそうです。 何年も何十年もよみ続けていくなかで、 次第に意味がわかってくる。想いを言葉にのせられる。 日常のなかで、どんなことにも意味とか、理由とか。 そういったものを求めてしまう私たちにとって、 そういった考えは昔のことなのに新鮮でした。 一日をめいいっぱい使ったら、夜はとってもお腹が空きました。 ちばい小(ちばいぐゎー)という食事処で晩ごはん。 とってもステキなおばぁとの出会い。 次回は久高島での食事についてお伝えしようと思います。 |
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前回の記事
その日はとっても早起きだったので、朝から久高島を散策。 散歩したり 自転車をレンタルしてサイクリングしたり 自転車で島めぐり、といっても集落から20分程で、最北端までいけてしまう。 私は、相変わらず、ざわざわとした感覚がずっと続いていて。 こわいとか、そういう想いよりも もっと強い何か。 何だろう・・・ 沖縄七御嶽の一つで、久高島のみならず沖縄でも最高の聖地。 このフボー御嶽は先祖の魂が宿り、何百年に渡って祈りの為にだけ存在した場所です。 旧来から男子禁制の聖地で、敷地内の円形の広場はイザイホー、フバワクと呼ばれる行事の祭祀所となっています。 ※現在は男女問わず、全面立ち入り禁止となっており、久高島の神女さんしか入れないらしいです。 久高島にはこうした立ち入り禁止の場所がいくつかあります。 御嶽内の事はうかがい知る事は出来ないけど茂みの中にそこだけ日が差し込む円形のスペースがあって、石と香炉が置かれている・・・ただそれだけらしい。 ここから先には行けません。 イザイホーという神事は久高島でもっとも神聖な儀式の1つ。 祭祀所である御嶽で12年に一度、神様にあたらしい神人(カミンチュ)を認めてもらうための大切な儀式です。 「男は海人、女は神人」 古くから久高島に伝わることわざです。 実際には神人にならない女性もいたみたいですが、男性はほぼ全員海人(漁師さん)になっているというから驚きです。 久高島の南部に広がる集落には、多い時で600人。でも今は200人ほどまで減っているそうです。 その人口減少が原因で1978年のイザイホーを最後に、過去2回のイザイホーは行われていないみたい。 数百年も続いた伝統ですが、少子高齢化とか、離島の過疎化とか。そういった流れには逆らえないというのが残念です。 立ち入り禁止ギリギリの所まで近づいてみると、 木々の隙間から差し込む光が何とも神々しくあたたかい 虫の声、鳥の声。 木と木がこすれて揺れる音。 それは日常で忘れていた自然の声、そのものでした。 来て良かった、と思える瞬間。 私が浜辺から感じたエネルギーのようなものは、おそらくこのフボー御嶽あたりから流れているように思えたのですが。。。 島に来てからずっと続いていた、ざわざわとした感覚が ここに来た瞬間、意外にもピタッとなくなりました。 これは私の憶測ですが、 久高島の中心(たぶんフボー御嶽あたり)の地下深くから、エネルギーのようなものが噴水状に噴き出していて、一度空に昇ったそれが降り注いでいるのが浜辺のあたりなのではないか、と。。。 だから内側に入ると穏やかで、まるで台風の目のようにしずかでなにも感じられなかったのかもしれません。 この場所は手を合わせて祈るというより、 ただ ただ ありのままの自然の力を心で感じ、今生きていることへの感謝をさせて頂く。 そんな 場所でした。 |
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